プログラミングスクール「テックアイエス(TECH I.S.)」の受講料金を調査しました。
他の有名なプログラミングスクールと、値段の比較をおこない、はたしてテックアイエスの料金は高いのか、という点について調べました。
これからテックアイエスを受講しようとしている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
テックアイエスの受講料金
テックアイエスには、3つのコースが用意されています。
- 短期スキルコース
- 長期PROスキルコース
- データサイエンティストコース(上級者向け)
各コースでおこなうカリキュラムは公式ページに書いてありますので、そちらを確認してください。
テックアイエスのコース別料金
コース名 | 分割 | 一括 |
---|---|---|
短期スキル | 24,300円 (12回払) |
327,800円 |
長期PROスキル | 28,400円 (24回払) |
657,800円 |
データサイエンティスト | 43,900円 (24回払) |
987,800円 |
テックアイエスのコース別受講期間
テックアイエスの各コース受講期間に関しては、以下のとおりです。
コース名 | 学習期間 | キャリアサポート期間 |
---|---|---|
短期スキル | 3ヶ月 | なし |
長期PROスキル | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
データサイエンティスト | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
テックアイエスを受講する人の多くは、
- 短期スキルコース
- 長期PROスキルコース
のどちらかを選んでいます。
データサイエンティストを受講するのは、エンジニアとしてある程度の実績を持っている人です。
テックアイエスのキャリアサポートってなに?
「学習期間は分かるけど、キャリアサポート期間ってなに?」
と疑問に思う人もいるかもしれませんが、テックアイエスでは長期PROスキルコースとデータサイエンティストコースに関しては、学習期間が終了したあとに、
- 就職・転職サポート
- 副業支援サポート
- スキルアップサポート
のサポートを、どれか一つだけ受けることができます。
3つ全部を受けることはできないので、注意が必要です。
テックアイエスで一番人気があるコースは「長期PRO」
テックアイエスの3つのコースのうち、一番人気があるのは「長期PROコース」です。
たしかにテックアイエスを卒業したあとの、転職キャリアまでをサポートまでしてくれるのは、受講生にとっては魅力的だと思います。
ですが、エンジニア歴20年弱の僕個人的な意見としては、「サポートが不要なら短期コースでじゅうぶん」だと思います。
テックアイエスが短期コースでじゅうぶんな理由
テックアイエスが短期コースでじゅうぶんだと考える理由は主に3つです。
- 3ヶ月みっちりやればプログラミングの基礎は身に付く
- チーム開発のルールは現場によって異なる
- 転職支援は転職エージェントを使えば無料
それぞれ解説をしていきます。
3ヶ月みっちりやればプログラミングの基礎は身に付く
テックアイエスのカリキュラムは、短期・長期PROともに基礎学習からスタートし、最後は自主(卒業)制作の課題をやることになります。
基礎がわかれば、だいたいのことは応用可能です。
テックアイエスでは、基礎だけでなく応用に関しても短期コースで教えてくれるので、初心者は「短期コース」を選べば、ある程度の実力をつけることは可能だと思います。
3ヶ月間、テックアイエスのカリキュラムに集中して取り組むことができれば、プログラミングの基礎は確実に身に付くと思います。
チーム開発のルールは現場によって異なる
「チーム開発をスクールで学ぶ必要がない」と考える理由について解説をします。
テックアイエスの短期コースと長期PROコースの違いは「チーム制作があるかないか」です。
たしかにプログラミングを仕事にしている人の多くは、会社でチームを組んで開発をしています。
チーム開発の経験があったほうがいいというのは、事実です。
ですが、「スクールでお金を払ってまで、無理をしてチーム開発をしなくてもいいのではないか」というのが、僕の考えです。
初心者がプログラミングスクールで身に付けるべきものは、「プログラミングの基礎」です。
チーム開発は、実際の現場によってやり方(ルール)がまったく違います。
僕自身さまざまな現場でチーム開発をしてきましたが、
- Aというチームで通用していたルールが、Bというチームでは通用しない
- CというチームにはA・Bチームとまったく違うルールがある
ということが、当たり前のように起こります。
ですので、チーム開発をするという経験は大切ですが、わざわざスクールでお金を払う必要はない、と個人的に思います。
転職支援は転職エージェントを使えば無料
「長期PROコースには転職サポートがついてるけど、短期コースにはついてないから、テックアイエスを卒業してもちゃんと転職できるか不安」
たしかにこのような考えを持つ人は多いかもしれません。
ですが、お金を払わなくても、無料で転職サポートは受けられます。
それは「転職エージェントを利用する」ということです。
転職エージェントは、
- 無料会員登録をする
- 希望の職種を入力する
という2ステップを踏むだけで、すぐに利用を開始することができます。
自分自身にあった最適な職場をエージェントが見つけてくれ、転職を最後までしっかりとサポートしてくれます。
わざわざ無料で使える転職サポートがあるのであれば、スクールに無駄なお金を払う必要はありません。転職エージェントを有効活用しましょう。
ITエンジニアにおすすめの転職エージェントは以下のとおりです。
試しにどんな会社が登録されているのか、見てみてはいかがでしょうか。
エージェントによって紹介できる仕事・会社は違うので、上記のエージェントに一通り登録しておけば、「テックアイエスを卒業したのに転職できなかった…」ということには、まずならないはずです。
テックアイエスと他のプログラミングスクールの料金を比較
テックアイエスと、他の有名なプログラミングスクールの料金を比較してみます。
スクール | 料金 |
---|---|
テックアイエス | 327,800円 |
DMM WEB CAMP | 628,000円 |
CodeCamp | 275,000円 |
RaiseTech | 298,000円 |
Tech Academy | 339,900円 |
テックキャンプ | 657,800円 |
料金の安さでいうと、CodeCampが275,000円ですので、一番安いと思われがちですが、こちらは期間が短く、受講期間が2ヶ月となっていて、さらに入会金が33,000円かかります。
結果的に料金はテックアイエスとほぼ変わらないものの、受講期間が1ヶ月短くなってしまうのは悩ましいところです。
RaiseTechもテックアイエスより安いのですが、受講できる内容がかたよっています(Java、AWS)。
JavaやAWSなどを学びたいのであれば、RaiseTechはおすすめといえるでしょう。
そのほかのプログラミングスクールは、料金がテックアイエスより高めに設定されています。
「料金が高い=質が高い」とは限らないので、注意が必要です。
テックアイエスの料金が特別高いわけではない
有名な他のプログラミングスクールの料金と比較しても、テックアイエスの料金は妥当だと感じます。
つまり、テックアイエスの料金が特別高い、というわけではありませんでした。
これは、オンラインで授業ができるようになったことが、非常に大きく影響していると思います。
実際に受講するかどうかは別として、無料体験でいろいろ聞いてみるのはありだと思います。
オンラインなら今申し込みをすれば翌日には体験できるので、1時間ほど時間が取れる人は、参加してみてはいかがでしょうか。
テックアイエスの支払い方法は?後払いできる?
- 料金はどうやって払うのか?
- 後払いできるのか?
という疑問があるかもしれません。
料金の支払い方法は、以下の通りです。
- 銀行振込
- 口座振替
- クレジットカード
また、支払回数に関しては「一括」または「分割」があり、分割で支払いをする場合は、以下から選ぶことができます。
- 2回
- 6回
- 12回
- 24回
後払いに関しては、残念ながらできないようです。
テックアイエスが高いと感じるならまずは独学から始めよう
各プログラミングスクールとの料金を比較し、テックアイエスの料金は特別高いわけではない、ということがわかりました。
ですが、そもそも30万円という金額自体、決して安い金額ではありません。
「苦労して稼いだお金を使う価値は、本当にあるのだろうか」
と悩む人も多いと思います。
個人的には、「プログラミングを学んだことで、いまエンジニアとして生活をすることができているのは、ほんとうに良かった」と、心の底から思っています。
エンジニアの需要はしばらくはなくならないでしょうし、「プログラミング」という、手に職を持つことができたので、この先いま以上の不景気になったとしても、生き残れる自信があります。
ただし、プログラミングはいきなりスクールに通わなくても、独学で学ぶことも可能です。
初心者であれば、
などのサイトで、まずは無料で勉強をし、それでもわからないことが出てきたら、テックアイエスなどのスクールを検討してみるといいでしょう。