子育て

1歳未満(9ヶ月)の子供がRSウィルスで入院して退院するまで

目次

RSウィルスとは

皆さんはRSウィルスをご存知でしょうか?

僕も去年初めて知ったのですが、RSウィルス厚生労働省によると

生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染する

引用 – 厚生労働省

とされています。

ですので、覚えていないだけでみんな赤ちゃんの頃にウィルスにかかったことがあるのだそうです。

RSウィルスとは呼吸器の感染症で、感染すると軽い風邪の症状から、重い肺炎になることもあるようです。

特に初めて感染した場合は症状が重くなりやすいようで、乳児期早期(~生後数ケ月)に初感染すると、重篤な症状を引き起こすことがあるとされています。

このRSウィルスに息子もやられてしまいました。

RSウィルスに感染し夜中に嘔吐、痙攣、そして救急車

息子は生後7ヶ月で保育園に入園したのですが、始めの2ヶ月は特に保育園から呼び出されることもなく順調でした。

ですが、2ヶ月ほど経ち、生後8ヶ月のときにRSウィルスに感染してしまいました。

保育園でRSが流行っていますというお知らせはあったのですが、RSウィルスって何だろう??くらいにしか最初は思っていませんでした。

ある日僕が仕事で残業していると妻からLINEが来ました。

「〇〇がミルク吐いて痙攣した(>_<)」※〇〇は息子の名前

確かに朝保育園に送って行ったとき、なんだかいつもより咳をしているなぁという感じはありました。

その後LINEが途絶え、しばらくした後、テンパった様子の妻から
「熱も40℃越えてて息するのが苦しそうだから救急車呼んだ」
との連絡がありました。

僕は
「えぇーーーーーー!!そんなにヤバイ状況なの!?」
とめちゃくちゃ動揺してしまいました。

急いで仕事を切り上げて帰宅することにし、救急車がどこの病院に行くのかを聞き、その病院に向かいました。

病院に着いて救急外来に向かうと、呼吸が苦しそうな息子と疲れた表情をした妻がいました。

とりあえず命に別状はなさそうだったのですが、酸素濃度が低く、このまま家に連れて帰るよりは入院した方がよいとお医者さんに勧められ、そのまま入院することになりました。

1週間の入院生活

救急車が連れていってくれた病院は割と大きめの病院で、個室がたまたま空いていたので、その晩は個室で息子と妻と三人で休ませてもらうことになりました。

僕は会社帰りで、妻も急いで家を出てきた為、かなり疲労が溜まっていたので、交代で家に帰って少し休むことにしました。

お医者さんからはだいたい1週間くらいが退院の目安ですねーと言われました。

RSウィルスはすぐに効く薬などはないようで、吸入点滴酸素を供給するマスクみたいなのを常にする必要がありました。

夜中寝てるときも咳が止まらず、その咳で僕も起きて都度様子を見たりしていた為、なかなかしんどかったです。

嘔吐は入院してからしませんでしたが、下痢は常にしていました。
何度もシーツを汚してしまい、その都度新しいシーツに代えてもらったりと、すごく迷惑をかけてしまいました。

入院して5日くらい経ってからは徐々に回復してきまして、ちょうど1週間経った日に無事退院することができました。

実家が遠いと、こういったときに助けてくれる人が周りにいない為、ホントに大変でした・・・

病院の個室は意外と高い

子供の治療費は無料なので心配がないのですが、食事代や看病で付き添う際の布団、個室代は別途お金が発生しました。

個室は病院にもよると思いますが、この病院は1日12,000円くらいでした。食事代や布団代を合わせるとだいたい1日14,000円で、7日間入院したので
14,000 x 7 = 98,000円
ほどかかりました。

けっこう高いですよね。

ただ子供の命には代えられませんし、相部屋だと他の患者さんに気を使ってしまって余計に疲れると思ったので個室を選びました。

ちなみに、僕は子供を保険(生命保険)に加入させていたので、入院一時金として20万円と、1日当たりの入院費用として1万円を受け取ることができました。

合計27万円だったので、結果約17万円プラスになりました。

保険ってこういうときの為に入っておくべきなんだぁと実感しました・・・

何もないのが一番なのですが、備えあればうれいなしなので、何事も前もって準備しておくことが大切だと思い知らされた入院生活でもありました。

救急車は呼んでよかったのか?

また、救急車を呼んだことについてですが、正直周りの目とか気にする人もいるかもしれませんが、どうしたらよいのか分からなくなった場合は迷わず呼んだ方がいいと思います。

その場で的確な指示をもらえますし、素人が下手な判断をしてあとで後悔しても遅いです。

夜中でもすぐに来てくれた救急隊員の方々と、夜勤をしているお医者さんや看護師さんには本っ当に助けられました。

子育ては日々分からないことだらけなので、今後も何か大きな病気になることがあるかもしれませんが、できれば何事もなくスクスクと育ってほしいものです。