過去に単発バイト(日雇い)で倉庫内のピッキング作業をしたことがあったのですが、正直「ここでずっと働き続けるのはしんどいな…」と思いました。
いま現在もピッキング作業をしている人にとっては、もしかすると嫌な気持ちにさせてしまうかもしれません。
「ピッキング最高!!」という人は、そっとページを閉じてもらえればと思います。
目次
倉庫のピッキングをすることになったきっかけ
新卒で入社した会社(システムエンジニア)を辞め、一年くらいニート生活を満喫していたのですが、退職後半年を過ぎたあたりから、特に贅沢はしていないのにも関わらず、貯金の残高がみるみる減っていき、気付いたときには家賃を払えるか払えないかくらいになっていました。
とりあえずなんでもいいから働かないとマズイ、ということで仕事を探し始めました。
東京都内に住んでいたので、幸いなことに単発で入れる日雇いバイトはたくさん見つかりました。
そのときに登録していたのはランスタッドです。
求人数がめちゃめちゃ多くて、好きな日に好きな仕事を選べるのが良かったです。
ランスタッドではいろんな仕事を経験しましたが、そのなかで簡単そうだなと目についたのが「倉庫内でのピッキング作業」です。
時給は950円とか1000円くらいで、実作業時間が8時間程度でした。
勤務場所は海沿いにある大きな倉庫で、舞浜あたりにはよく行きました。
ピッキングの仕事自体はきつくなかった
ピッキングの仕事内容は現場によって色々あるのですが、携帯電話(たしかドコモだったと思う)の部品をピッキングする現場が多かったです。
ピッキング作業自体、これまでの人生で経験したことがありませんでしたが、説明を聞いたら誰でもすぐに理解できるような内容だったので、特に難しいことはありませんでした。
(ピッキングという言葉も仕事に応募するまでは知らなかった)
休憩時間以外は、ひたすら対象の商品をピックアップし続けました。
コツコツ同じ作業を続けるのは苦にならないタイプなので、キツイとは思いませんでした。
ただ、商品を探すためには基本的に動き回ってなくてはいけないので、少しは体力を使います。
とはいえ超ハードというわけではないので、体力に自信がない人でも、問題なくピッキングすることはできます。
しいていうなら、立ちっぱなしで腰が痛くなったりするので、こまめにストレッチするのが重要だなと感じました。
ピッキングを辞めたくなった理由はこのままでは何も成長しないと確信したから
ピッキングはトータルで10回ほど場所を変えながら単発でやりましたが、わりと早い段階から気付いてしまいました。
自分自身が「何も成長していない」ということに…。
これはピッキングに限った話ではないかもしれませんが、単発で入れる日雇いバイトというのは、基本的に誰でもできます。
誰でもできるようにマニュアルが用意されているからですね。
「自分にしかできない仕事をしよう!」なんてカッコいいことを言うつもりは1ミリもないのですが、あまりにも思考停止で働くことに、なんだかむなしい気持ちになったのを覚えてます。
もちろんお金がないと何もできないので、お金をもらうために働くのはすごく大切なことです。
それは重々承知していますが、ピッキングの仕事はたいして時給が高いわけでもないし、このまま日雇いバイトで一生を終わるのは絶対いやだと思った瞬間でもありました。
ピッキングでいじめられてる人を見てつらくなった
ピッキングをする職場って、全員が単発の日雇いバイトっていうわけではないんですよね。
単発で入った場所のほとんどに、長期のパート・アルバイトの人たちがいました。比率的には7割くらい。
特にその人たちと会話することはなかったのですが、ピッキングをしているときに「あれ?あの人たち何してるんだろう??」という状況がありました。
よく見たら、仲の良いおばさんたちが数人集まって、ちょっと地味で暗そうな若い女の子の作業の邪魔をしていました。
「うわ、まじか これイジメじゃん…」
イジメの現場に直面しても直接注意できなかった
「おい!やめろよ!その子がかわいそうだろ!」
なんてドラマのワンシーンのようなセリフが言えたら良かったのですが、現実にはそんなカッコいいセリフは言えず、見て見ぬフリをすることに。
帰り際に現場を仕切ってる人へ一応報告はしておきましたが、その現場にはもう行かなくなったので、いじめが止まったのかどうかは不明です。
おそらくいじめ行為は日常的にやっていたと思うので、完全になくなることはない気がします。
ほんとに気持ち悪い。
バイトとかパートだと基本的に時給制なので、給料は一律支払われます。
作業中にいじめをしている人も、真面目に作業をしている人も同じ給料っていうのがなんだかモヤッとします。
ピッキングが向いてる人と向いてない人
ピッキングに関してネガティブな話ばかりしてきましたが、ピッキングが向いてる人もいるはずです。
- 長時間歩きまわるのが苦でない
- コツコツ作業するのが好き
- ルーティンワークが嫌いじゃない
- ピッキング作業を天職だと思ってる
上記に当てはまる人は、ピッキング作業に向いてると思います。
現状に不満がないのであれば、無理にいまの環境を変える必要はなさそうです。
ピッキングが向いていない人は、上記と真逆の人で、特にルーティンワークが嫌いな人は、ピッキング作業はけっこうツライと思います。
ちなみに単発で入れる日雇いバイトは、ルーティンワークが圧倒的に多かった印象です。
ピッキング以外にも仕事はたくさんある
ピッキング作業がツライ・キツイと感じてる人は、無理にピッキングにこだわって仕事をする必要はないと思います。
長期間同じ場所で働いてしまうと、別の場所へ移動するのが面倒になります。
「せっかく仕事慣れたのにまた新しい仕事覚えないと…」
「新しい環境で馴染めるか不安…」
ポジティブな気持ちではなく、ネガティブな気持ちのほうが強く出てしまうのが、人間のやっかいなところです。
ただ、ピッキングを含めたくさんの仕事をしてきて思ったことは、「ピッキングより良い仕事は沢山ある」ということです。
倉庫・工場系で未経験でも高収入が得たいなら、工場ワークスなどに登録しておくのがおすすめです。
関東近辺だと仕事がたくさんあるので、選びたい放題です。
ピッキングだけで暮らしていくのは厳しい
ピッキングなどで単発の日雇いバイトをしていても、貯金が溜まっていくことはありませんでした。
プラマイゼロか、少しマイナスになる月もありました。
日に日に心と体が疲れていくなか、「これじゃダメだ!」と思い転職活動をちゃんと始めたら、意外とすんなり好条件の会社に入ることができたので、「どうしてもっと早く転職活動しなかったんだろう」と今では後悔しています。
もし今現在ピッキングの仕事を続けるか、もしくは辞めるかで悩んでいるなら、まずは軽い気持ちで他にどんな会社があるのか、チェックしてみてはどうでしょうか。
20代、30代なら未経験でも採用してくれる会社はたくさんあります。
特におすすめなのはIT関連の仕事です。
「自分には無理だ」と思わずに、一度転職サイトを眺めてみるのも面白いですよ。
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